2014年、ありんこ文庫はオープンから1年目を迎えました。
地域の子ども達に出会い、伸びやかな成長を実感できる時間を共にすることができたことが何より嬉しく、多くの方のご協力とご支援にあらためて感謝の気持ちを申し上げます。
次のとおり、2014年の活動についてご報告します。
<2014年 来室者人数>
大人 575名
子ども 1313名
合計 1888名
2013年(2012年10月〜のプレオープン期間含む)は、1710名でした。
※リピーターは来室回数ごとに「1名」でカウントしています。
前年よりも多くのご利用をいただきました。嬉しいです。
<ブックスタート企画「はじめまして絵本プロジェクト」>
81名の赤ちゃんに絵本のご応募をいただきました。
詳細はこちら→はじめまして絵本プロジェクト2014
<新規購入の本>
2014年は81冊を新しく購入しました。
すべての蔵書はこちら→ありんこ文庫(宮古島)の本棚
<ほか、主な出来事>
1月〜12月
小学校と中学校の読み聞かせボランティア参加
1月25日
絵本セラピー in宮古島
イベントの会場、広報などを担当しました。
1月〜6月
琉球新報 リレーエッセイ「落ち穂」上半期メンバー
①1月 9日 私設図書館をつくる
②1月22日 科学を伝えたいのなら
③2月 6日 ありんこ文庫をつくる(1)
④2月19日 ありんこ文庫をつくる(2)
⑤3月 6日 ありんこ文庫をつくる(3)
⑥3月19日 ありんこ文庫をつくる(4)
⑦4月 1日 うりずんの日のありんこ
⑧4月14日 島の赤ちゃんに絵本を
⑨4月28日 宮古琉米文化会館
⑩5月10日 島から世界を見つめる
⑪5月26日 豊かさについて
⑫6月 7日 名前の由来
⑬6月19日 可能性の樹形図
2月4日
ありんこ文庫ご見学のお客さまたち
図書館に携わる方々がいらっしゃいました。
ほかには、図書館写真家の漆原宏さん、
広島、八王子、新宿の図書館にお勤めの方がご見学にいらっしゃいました。
2月〜4月
READYFOR? 宮古島の絵本図書室【ありんこ文庫】へご支援をお願いします!
2回目のクラウドファンディングにチャレンジしましたが、力及ばずでした。
目標値に届かないと決済されない仕組みのため、
その後は、ファンディングサイトを介さない再チャレンジをしました。
100名以上の方々より、ありんこ文庫へ直接のご支援をいただきました。
ありがとうございました。
2月・9月
沖縄県立図書館協議会
委員募集に応募し、採用いただきました。
離島在住者の状況について意見を述べています。
6月
宮古島市立図書館協議会
2010年から委員を務めています。2期目です。
2月〜10月(7回実施)
ベビーマッサージ講座
宮古島市在住のゆるりこさんを講師にお迎えして開催しています。
講座のあとには、絵本をご紹介しています。
4月24日
狩俣中学校 読書講話
2013年に久松中学校でご招待いただいたご縁で
狩俣中学校での講話の機会をいただきました。
7月
宮古島市の小中学校の図書室へ図書の寄贈
ありんこ文庫は企画立案、
寄贈する図書選定をお手伝いしました。
8月7日
ありんこコンサート
赤ちゃん向けのコンサートです。
唄者の與那城美和さんが宮古島の歌謡や
わらべ歌を披露くださいました。
9月17日
写真家・石川直樹さんの学校講演サポート
写真展開催のご縁で、学校講演をいただきました。
(久松中学校、伊良部高校、上野小学校)
9月〜10月
出版社のボーダーインク社のWEB企画「ほんとーく」にて
エッセイを書きました。
スキスキ♥トショカン(1)
スキスキ♥トショカン(2)
スキスキ♥トショカン(3)
9月20日
長崎健一写真展
「御嶽の森と聖地巡礼〜祈りの生まれる場所〜」
関連イベントのトークシンポジウムに出演しました。
次世代へ文化を伝えゆくことについて、
図書館活動の立場からお話しました。
10月25・26日
絵本バザー
「島の駅」にて開催しました。
こちらの皆様にご協力いただきました。
・雑貨店「fuwari」さんの出張販売
・宮古工業高校の家庭クラブの生徒たちの読み聞かせ
・ウクレレ教室「ホメ・アロハ88」の皆さんのライブ
11月9日
第48回宮古地区童話・お話・意見発表大会
小学生高学年の部の審査員を担当しました。
11月19日
平成26年度「郷土の歴史と文化」講座
講師を担当しました。
12月7日
クリスマス会
宮古工業高校の家庭クラブの生徒たちがお手伝いに来てくれました。
ケーキを焼いたり、
小学生の遊び相手になってくれたり、
おかげでとても楽しいパーティになりました。
2014年12月31日水曜日
2014年6月1日日曜日
【締切12月28日】はじめまして絵本プロジェクト2014
宮古島市に生まれ育つ全ての赤ちゃんがご家族とともに楽しくあたたかいひとときがもたれることを願い、絵本を贈る「はじめまして絵本プロジェクト」を2009年より開催しています。
これまで趣旨に賛同する人々より寄せられた賛助金により、
約500名のお子さんに絵本を贈り、大変好評をいただいております。
2014年も多くの方のご支援をいただくことができました。
ふるってご応募ください。
<対象者>
★ 宮古島市在住の0〜1歳 (2013年1月〜2014年生まれ)
妊娠中の方(宮古島市に住民票があること)
先着100名様
<絵本>
★乳幼児向けのお好きな作品(¥1000以内)
※図書館、書店、ありんこ文庫の所蔵を参考にしてください。
※絶版の作品は対象外です。
<受付期間>
2014年6月2日(月)〜2014年12月28日
※ありんこ文庫の営業時間
平日: 12時〜18時 水曜休
土日祝: 9時〜18時(12時〜13時ランチ休み)
<ご呈示いただくもの>
★お子さんの誕生日がわかるもの(保険証、母子手帳)
<お渡し>
受付の翌月
<お問い合わせ>
はじめまして絵本プロジェクト事務局
hajimeteehon(@)gmail.com
2014年1月26日日曜日
ありこのおつかい
写真家の石川直樹さんから、
ありんこ文庫へ2冊の絵本をプレゼントいただきました。
(宮古島でトークイベントを開催したので、そのご縁です)
民俗学や人類学をベースとする取材姿勢や作品などのイメージが強かったので、
ご自身から「ぼく、絵本好きなんですよ」と伺ったときに、超・びっくりしました。
びっくりしませんか?意外です。
(ファンの方には常識事項かもしれません。勉強不足ですみません)
よくよくお話を伺うと、子どもの頃の読書体験が
今の旅を中心とするライフスタイルにつながっているそうで、
たとえば、急行「北極号」を読んで北極にでかけることを決めた、
などのエピソードもいただきました。
私は絵本は好奇心のトビラだー、などと吹聴しておりましたが、
程度の差こそあれ、多くの方は経験される普通のことと思うのですね。
でも石川さんの場合はトビラ全開!みたいに突き抜けていて、次元が違う。
世の中にはすごい(面白い)人がいらっしゃるものです。
さて、いただいた絵本について。
<富士山にのぼる>
子ども向けの写真絵本です。
とても感覚的、身体的な表現が印象深いです。
感性をひらいて富士山にむきあい、戯れる。
読者の子どもたちの手をひいて、遊びに行こう!って誘ってるような楽しさ。
「みなれた姿の中にしらないことがたくさんある」
という一文がとってもいい。
富士山にのぼることも、日々のルーチンの日常もおんなじで、
感性をひらくことで面白いことが見つけられる。
生きていることを実感できる。
そのようなメッセージとして受けとりました。
<ありこのおつかい>
なんて洒落の効いたセレクト!
タイトル見た途端、おかしくてすごく笑ってしまいました。
でも著者名を見てびっくり!石井桃子さん!!
石井桃子さんは東京こども図書館の礎となった
「かつら文庫」創設者です。
ご著書「子どもの図書館」を読んで感銘を受けたことが
ありんこ文庫をつくろうと思った原点でした。
敬愛する石井桃子さんが「ありんこ」が主人公の絵本を作っていたなんて大感動。
石川さんにこの話はしていません。
ホントに偶然に「ありこのおつかい」はありんこにやってきてくれたのです。
神棚作って置きたいくらいの気持ちですが、
それでは本来の絵本としての使命を全うできないので普通に本棚に置きます。
石川直樹さん、ありがとうございました。
2014年1月4日土曜日
2014年も宜しくお願いします
ありんこ文庫は2012年10月にプレオープンし、
日曜日のみ開室の仮期間を経て
2013年4月18日に正式オープンいたしました。
(詳しい経緯はこちらです)
プレオープンから含めまして、
1710名(子ども:1231名 大人:479名)のご来室がありました。
※リピーターの方もご来室ごとにカウントしています
はじめは何にも無いがらんとした部屋に、
本棚、ソファ、そして絵本がやってきました。
ありんこ文庫の仲間たちは、ぴかぴかの顔で、
すこし緊張の面持ちで子ども達や
ご家族のみなさんをお迎えする準備をしていました。
新しいこの場所に来てくださった皆さん、
応援くださった皆さん、ありがとうございました。
お知らせが3点あります。
①琉球新報のリレーエッセイ「落ち穂」のメンバーになりました!
ありんこ文庫ができるまでの経緯や、
これから考えていることなどを書いてみたいと思います。
半年間で13回記事が掲載される予定です。
初回は1月9日です。よろしくお願いします。
②沖縄県立図書館協議会委員になりました!
宮古島市に暮らす私たちが
県民として等しく情報を得ることのできる
環境作りのために利用者の立場、またありんこ文庫を運営する立場から
考えをお話したいと思います。
(県立図書館宮古分館は2010年に廃止になってしまいましたので....)
③写真家・石川直樹 トークイベントin宮古島を開催します!
2014年1月10日 19:00より
会場はシネマパニック宮古島です。
経緯についてはこちらをお読みください。
2014年も、より多くの宮古島の子ども達が本に親しみ、
学ぶ場作りに努めてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
ありんこ文庫
運営代表 池城かおり
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